日本の怪獣映画や特撮作品、アニメを愛するギレルモ・デル・トロ監督による2013年公開の怪獣SF映画。
圧倒的なスケールと世界観で巨大怪獣と巨大ロボットが大激突する超大作です!
2018年にはスティーブン・S・デナイト監督で続編「パシフィック・リム アップライジング」が公開されましたが、デル・トロ監督作品の方が圧倒的に面白いという感想が多いようです。
ここでは「パシフィック・リム」の感想は面白いのかを考察していきます。
最後まで楽しんでご覧下さい。
Contents
「パシフィック・リム」はこんな映画
概略
いまや「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞監督となったギレルモ・デル・トロ監督が描く地球外生命体vs人型巨大ロボット兵器の壮絶なバトル超大作です。
日本の特撮映画、アニメへの飽くなきリスペクトがハリウッドの最高技術と見事融合しています。
ツッコミどころ満載ですが、そこがいいんです!ハリウッド映画でこれほどの正統派カイジュー映画はありません。
宝物が詰まったような素敵な作品です。
主要キャスト・監督
チャーリー・ハナム(ローリー・ベケット役)
本日4月10日は、「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナムの誕生日(1980年生まれ)。待機中のプロジェクトに、デル・トロの新作で、トムヒドルストンら豪華キャストと共演の「クリムゾン・ピーク」がありますよー。 #映画 pic.twitter.com/JumfQiWHFZ
— 宣伝ダディ (@senden_daddy) 2014年4月9日
出演作「パピヨン」(17)、「キング・アーサー」(17)、「クリムゾン・ピーク」(15)、「コールド マウンテン」(03)ほか。
本作品で知名度が一気に上がりました。巨大ロボット「ジプジー・デンジャー」のパイロット。
ドリフトしてコンビを組んでいた兄ヤンシーを怪獣との闘いで亡くし、戦線離脱するもより強敵なカイジューが現れたことで戦線に復帰します。
同じく過去のトラウマを抱えていたマコとコンビを組むことになります。
菊池凛子(森マコ役)
出演作に「47RONIN」(13)、「ノルウェイの森」(10)、「サイドウェイズ」(09)、「バベル」(06)ほか。
素質としては申し分ないのに過去のトラウマから抜け出せず、イェガーに搭乗させてもらえないパイロット役。チャーリーとの出会いでトラウマを克服し、コンビを組むことになります。
デル・トロ監督は「バベル」を観て役に与えたリアリティに感動したと言っています。マコ役は最初から菊池凛子さんを想定して脚本を書き進めたそうです。
芦田愛菜(森マコ 幼少期役)
#芦田愛菜 #ショートカットの日
愛菜ちゃんが一番ショートカットだったのは「パシフィック・リム」での
マコ・モリ役で出演の時。
あの「Kai-Ju」から逃げるシーンを撮影したいというデルトロ監督の希望で
ショートカット(正確にはショート・ボブ)にした話。 pic.twitter.com/WlcCcv06G1— ゴンベイ (@M_project0623) 2019年4月10日
出演作に「のぼうの城」(12)、「うさぎドロップ」(11)ほか。
ハリウッド映画初出演作品となりました。
マコの幼少期を見事演じ、悲鳴のシーンは圧巻で存在感を見せつけました。
監督:ギレルモ・デル・トロ
「シェイプ・オブ・ウォーター」で2017年アカデミー賞作品賞、監督賞、2017年ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞など世界の映画祭で多数受賞。
尊敬する人に押井守を挙げていて「機動警察パトレイバー」が「パシフィック・リム」にも多大な影響を与えたと公言しています。
日本の特撮、アニメ、漫画に造詣が深いことで知られます。
「パシフィック・リム」は面白い?いろいろな感想評価を考察
それではどのような感想があるのでしょうか。いくつかご紹介します。
ストーリー&あらすじの感想評価
子供の頃に夢見た、戦闘ロボット操縦の夢をヴァーチャル体験できる最高にアツい映画。監督のギレルモ・デル・トロが、自分の本当に好きな世界を、自分の思い通りに映画化しているのが画面から伝わってくる?https://t.co/tCpkNTpu2b @eigacomさんから pic.twitter.com/hJhZYxxmCN
— 宣伝ダディ (@senden_daddy) 2019年4月9日
パシフィック・リム、なにが好きってあの重々しさよ。とてつもなく重量のあるもの同士がぶつかり合う感じ。
人類の叡智を結集した人型兵器で、KAIJUと野蛮に殴り合う叩きつけ合うっていうのが最高。
や、勿論チェーンソードみたいなギミックも好きやで。マコの「家族のために!」は何回観ても泣ける。— 蓉子 (@yoko8819) 2019年5月29日
パシフィック・リム観てきました。こりゃ最高だーー!王道の中の王道なロボットものじゃないですか!ロボットもので抑えていて欲しいところは大体抑えてある。暗くてフォルムが見えづらい点やロボットの合体は欲しかったところですがこれだけやってくれれば文句なし!!素晴らしい映画でした。
— marusyun (@marusyun) 2013年9月1日
キャストの感想評価
なんてこった😭洋画は字幕派なのにパシリムの吹き替えキャストの豪華さ…!
IMAXまだあまり利用したことないけど吹き替えもIMAX上映するもの😨⁇
小野DボイスIMAX希望。
林原さんボイスもIMAX希望。
早見さんボイスもIMAX希望します。#パシリム #パシフィック・リム— 🕶みみ👽 (@MiSakiru_83) 2018年3月14日
#パシフィック・リム 〜♪♪
吹き替えの声が…!!
古谷さんに池田さんに林原さん……
昨日、映画観てきて今日、この吹き替えで幸せやねんけど
豪華で幸せでいいのだろうか……
ホント……1〜2枚目の俳優さん可愛い顔してる♪ pic.twitter.com/cjwYz3xvqN— 優奈@夢の中 (@mal_ot) 2018年5月11日
吹き替え版の声優キャストの豪華さへの感想が目立ちますね。
怪獣・イェガー造形の感想評価
『パシフィック・リム』
新年最初の鑑賞作はプライム対象にきてたこれ!何度みてもいいですねー??
自分も嵐の中、力強く前に進むイェーガーのように今年はもっと色んなことに立ち向かおうと思います??
壁にぶつかったらめげずに〝ロケットパァァァンチ????〟
まずは風邪を倒すぞー笑?? pic.twitter.com/eEkc2nyQMD— yashiro@ (@ya4ro01) 2019年1月2日
パシフィック・リム初めてちゃんと観たけど巨大生物とロボットとかテンション上がるよね。
巨大ロボットは「怪獣と一緒に街破壊を起こす」のが問題点なのに、チェーンソードを出し惜しみしてわざわざ海から船を武器として持ってきたジプシーには笑った
吹き替え杉田の「ロケットパーンチ!!」も笑った pic.twitter.com/l8tpR6OQXY
— マツヲ・オジサン・デイモン (@d4c_69) 2019年4月13日
「パシフック・リム」はココがおもしろい!オススメポイント
ここではオススメのポイントを3つご紹介します。
怪獣と巨大ロボットが大激突!
全編を通してとにかく怪獣と巨大ロボットの死闘に徹しています。
ドラマ部分が薄っぺらいと言われるかもしれませんが、そこは見せ場ではないからいいんです。
巨大な怪獣とロボットがまっこうからぶつかり合う重量感、激しいアクションに圧倒されます。
そして出し惜しみしないとこもいいですね。怪獣は次々にこれでもかと襲いかかり、ロボットは瀕死になりながら戦う、そして都市は容赦なく破壊されるとてんこ盛りです。
イェーガーのどこか頼りなさ、動きが鈍重なところ、必殺技を叫ぶところなど、ツッコミどころ満載のアナログ観が逆にカッコイイ、これはデル・トロ監督の世界観がちゃんと反映されているからでしょう。
ギレルモ・デル・トロ監督の世界観満載!
日本の特撮、アニメへのリスペクトが飽くなく盛り込まれていますが、一方でやはりデル・トロ監督の作家性も色濃く出ていると言えます。
全編を通して感じられる薄暗さ、漂う悲壮観は「パンズ・ラビリンス」「シェイプ・オブ・ウォーター」にも通ずるものがあり、同じハリウッド映画でも「トランスフォーマー」とは全く違う世界観であることが魅力です。
ちょっと違いますがクリストファー・ノーラン監督が描いた「ダークナイト」のゴッサムシティに近いものがあるかもしれません。
吹き替え版もオススメ!
普段洋画は字幕版で観るという方も、本作品の吹き替え版はお勧めです。
なんと豪華な声優陣でしょう!
ハリウッド映画の吹き替えは俳優やタレントさんが話題作りも含めて起用されることもありますが、「パシフィック・リム」では敢えて実力派のベテランの方々が起用されています。
主人公ローリー・バケット役には「銀魂」の銀さん、「ジョジョの奇妙な冒険」ジョセフでお馴染みの杉田智和さん、ヒロイン森マコ役には「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイの林原めぐみさん、そして古田徹さん、玄田哲章さん、三ツ矢雄二さん、池田秀一さんなど
そうそうたる顔ぶれです。吹き替え版も合わせて観ると面白さ倍増です!
ネタバレ注意!「パシフィック・リム」のあらすじ
地球外生命体が現れたのは太平洋の深海からだった。
海底プレートが崩壊して“時空の裂け目”が突如開き、カイジューが続々と出現したのだ。マニラ、メキシコなど世界の都市は壊滅。
人類は環太平洋防衛軍を設立し、巨大ロボット兵器イェーガーで迎撃するイェーガー計画を立ち上げる。イェーガーはパイロットが脳波を接続して操縦するが神経系への負担が大きいため複数のパイロットが搭乗して操縦するというものだった。
イェーガー「ジブジー・デンジャー」のパイロット、ヤンシーとローリー兄弟はカイジュー、ナイフヘッドとの戦いでかろうじて勝利するも兄ヤンシーは戦死してしまう。
弟ローリーはそのショックからパイロットを辞めてしまう。
5年後-。より強大なカイジューが次々と出現する。各国は「命の壁計画」という沿岸防護壁を建設して防御策に出るが、軽々と破られてしまう。
最後の望みとして再びイェーガー計画が発動され、ローリーは「ジプシー・デンジャー」のパイロットとして戻ることとなった。
イェーガーは「ジプシー・デンジャー」「クリムゾン・タイフーン」「チェルノ・アルファ」「ストライカー」の4体のみ。
ローリーは新パートナー、森マコとドリフトし、仲間のイェガーと共に次々と現れるカイジューと死闘を繰り広げる。